山口裕美(やまぐち・ゆみ)プロフィール

アートプロデューサー。「現代アートのチアリーダー」として、現代アートの応援団を作るべくウェブページ、トウキョウトラッシュを主宰。アーティスト支援NPO法人「芸術振興市民の会」(CLA)理事。e AT金沢99総合プロデューサー。学校法人KIDI学園顧問。著書に「トウキョウトラッシュ・ウェブ・ザ・ブック」(美術出版社)がある。現在は東急電鉄のラジオ、FMサルースのパーソナリティーも務めている。
www.so-net.ne.jp/tokyotrash/

「ART=LIFEということ」


「アートっは難しい」とか「私には関係がない」とか感じる方が少なくありません。でもちょっと待って。実はアートはものすごく身近なところにあるのです。例えば家事(掃除・洗濯・料理など)の中では料理がクリエイティブな仕事。料理は作る度に新しい創造の楽しさがあり、次に創造力を繋ぐことが出来ます。それはズバリ、アートそのもの。そのことが示すように、アートは特別なものではなく、生活の中にあるし、実は生活そのものだったりする訳です。アートを作る仕事をしているアーティスト達はごく身近にいるはずですが、日本ではなかなか出会いません。海外だとけっこう身近にいるのに。国や自治体が積極的にサポートしていない日本では、アーティスト達は非常に苦労しながら作品を制作しています。彼らは企業や学校とはまた違った観点から非常に興味深いコンセプトを打ち出し、それを形や色に表現します。そうした独自の「ものの見方」は21世紀になってからますます重要になっています。人の基準に合わせて一喜一憂しないことや自分の世界観で歴史の流れを見る態度などは、生活の中でオリジナルの創造力を働かせているとわかってくることだと思います。アーティストの存在が身近になり、生活の中でも頻繁にアートを感じられるようになればと願っています。